@article{oai:nsg.repo.nii.ac.jp:00004770, author = {津村, 怜花 and Tsumura, Reika}, issue = {1}, journal = {事業創造大学院大学紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 論文(Article), 西川[1982]等や白坂[2010b]では,『銀行簿記精法』にMarshの銀行書ないし簿記書の影響があると指摘されている。これを受け,本稿では,『銀行簿記精法』とMarshの銀行書等との比較考察から,両書の関係と『銀行簿記精法』の作成過程の整理を試みている。これにより,アメリカの国法銀行条例に倣った日本の銀行制度において,イギリス系の銀行実務の他,アメリカの銀行簿記の影響がみられることが明らかとなった。つまり,Marshの銀行書が『銀行簿記精法』の「凡例」で参照された可能性を肯定する結果が得られた。また,本考察を通して西洋簿記導入期に,邦訳者がその理解のために加えた工夫を見出すことができた。当該『銀行簿記精法』も,Shandの講述やMarshの銀行書等,単に参考になる書籍を邦訳しただけのものではない。日本の国立銀行という新たなシステムに必要なものを取捨選択し,できる限り分かりやすく邦訳・解説するよう試みられていたことが明らかとなった。}, pages = {37--52}, title = {『銀行簿記精法』とMarshの銀行書との比較考察 : 比較考察から見出せる邦訳者の貢献}, volume = {2}, year = {2011} }