@article{oai:nsg.repo.nii.ac.jp:00004854, author = {小山, 洋司 and 富山, 栄子}, issue = {1}, journal = {事業創造大学院大学紀要}, month = {Apr}, note = {application/pdf, 論文(Article), 2008-09年グローバル金融危機後、ユーロ圏が抱える問題点が明らかになった。 経済・通貨同盟(EMU)は経済発展の分岐を止めるメカニズムを持っていない。 安定・成長協定および財政協定は不況時においても緊縮策を強く求めるので、ギ リシャのような債務危機に陥った国々が不況から脱出するのを遅らせた。財政協 定の柔軟な運用が必要であろう。マクロ経済政策の調整だけではなく、発展の遅 れた国々の収斂を加速するためには、EUレベルでの資金の再分配を含む各種の 取り組みが必要であろう。本論文は、EUの「真の経済・通貨同盟」に向けた改 革の動きを検討したうえで、財政連邦主義への前進が必要だと主張する。その観 点からユンケル・プランやフランス大統領マクロンの提案が評価される。ユーロ をまだ導入していない新規EU加盟国の現状を紹介し、最後に、欧州統合の今後 の方向性を論じる。 キーワード EU、ユーロ圏、経済・通貨同盟、緊縮策、財政連邦主義}, pages = {17--30}, title = {ユーロ圏の諸問題 ─「真の経済・通貨同盟」の議論と関連して─}, volume = {9}, year = {2018} }